京都府京都市のオーダーキッチン
築約100年の京都の町屋リノベーションをされました。
日本の和と現代風のステンレス素材が調和した素敵な町屋に変身し
ご希望されたシンプルで使いやすいオーダーキッチンが完成しました。
(リノベーション前)
京都の町屋の部屋の配置には元々、陰陽道が関わり
「 自然を制覇するのではなく、自然にあわせて暮らす 」 という
自然との調和を大切にしている思想が元となっているそうです。
そんな先人の知恵が詰まった町屋の
柱・梁と隣家との一部の境界壁を残しながら
現代風に新たな風を吹き込むリノベーションです。
(リノベーション後)
「 一般的なシステムキッチンが嫌で、
シンプルで自分なりに使いやすいキッチンを考えていました 」
と、完成後にお話ししてくださったお施主様。
1500mm X 1050mmの長方形スペースに
キッチンの機能を凝縮した形でオーダーキッチンが完成しました。
2階を支える柱を起点にアイランドキッチンを設置し
天板・扉はステンレスヘアーライン仕上でシャープなイメージで。
今回のオーダーキッチンは、ガス調理機器の収納と
その背中合わせにある3段引出の2キャビネットに
シンク側ステンレスフレームキッチンの2本の脚で
構成されているとてもシンプルな構造です。
ガスクックトップ下キャビネットだけは
町屋の柱や梁に合わせてダークカラーで製作し
お家全体に溶け込むようなイメージです。
オープンスペースからスライド棚が出し入れ出来て
とても便利な調理時に使用する調理家電の収納用です。
シンクは幅650mm、1段リブ付き。
シンクの前板ステンレスパネルには
タオルハンガーを設置しました。
シンク展開面の左の側面には、
ダイニングから使えるように3段引出を設置し
前板もステンレスヘアーラインでシャープに仕上ました。
できるだけ集中して配管した
シンク下の配管と清水器のカートリッジの納まりです。
ダークカラーの柱や梁とナチュラルカラーの床フローリングに
扉を迷われて最終的にステンレスに決断されたお施主様の
ステンレスのシャープ感が和と融合してモダンな町屋の完成です。
調理機器側に立つと北面のお庭が見え
そこから明るい採光が差し込んで
なんだか懐かし気持ちになりました。
京都府京都市 D様邸
オーダーキッチン
サイズ W1500xD1050xH850
価格 1,357,000円
(工事費、運送費、諸経費、税別)